屈折矯正手術

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屈折矯正手術

屈折異常(近視・遠視・乱視)

ピントが合わなくなる近視や遠視、乱視は眼で最も多い病気です。近視だと手前に、遠視だと網膜の後ろに
ピントが合い、はっきり見えません。この屈折のずれを直すことを「屈折矯正」と言います。
岡本眼科クリニックでは「レーシック」と「ICL」の2種類の手術で屈折矯正の治療を行っています。

1.レーシック手術

2025年5月より料金を改定
手術費用
片眼:150,000円(税込165,000円)
両眼:210,000円(税込231,000円)

レーシック手術とは

レーシック(LASIK/Laser in situ keratomileusis)は、角膜を約130ミクロンの厚さで切ってフタ状のフラップと呼ばれる薄い膜を作成した後、そのフラップをめくってエキシマレーザーによって角膜を削り、角膜の曲率を変えることによって近視を治療する方法です。レーシックは矯正精度が高いこと、術後の痛みが非常に少ないこと、視力回復が迅速なこと、再手術がやりやすいことなどから、現在でも近視治療の主流の方法です。

レーシック手術

手術前の検査

レーシックで全ての屈折異常を治療できるわけではありません。近視度が強すぎる場合や円錐角膜などの角膜組織に異常がある場合、緑内障など他の眼疾患を伴っている場合などは、レーシックの適応ではありません。このため手術前に視力・屈折力・顕微鏡検査・眼底検査・眼圧検査・コンピューターによる角膜形状検査、角膜厚測定検査、涙液検査などを行い、レーシックの適応基準を満たしているか調べます。

レーシックの適応基準(日本眼科学会ガイドラインに準拠)

レーシックを希望する人については、以下の適応基準を満たしている必要があります。

1.18歳以上

2.眼の病気がないこと(例_円錐角膜、重症ドライアイ、視野異常、糖尿病網膜症など)

3.屈折値が-10D(ジオプター)以下の近視、または+6D以下の遠視

4.乱視は-5D(ジオプター)以下であること

5.屈折度数が1年以上安定していること

6.角膜の厚みが十分あること

7.妊婦・授乳中では無いこと

レーシックの手術方法

麻酔

麻酔方法は点眼麻薬を点眼する方法です。注射などは一切行いません。

消毒

消毒してから清潔な布で顔面を覆い、開瞼器とよばれる器械で瞼を開けます。

フェムトセカンドレーザーによるフラップ作成

LenSx(レンゼックス)フェムトセカンドレーザーで、均一で薄いフラップを作成します。フラップ(ふた)は角度をつけて切断されるため、ずれにくく安全性が高いフラップが形成されます。

エキシマレーザー照射による近視と乱視(または遠視)の矯正

フラップをめくり、角膜にエキシマレーザーを照射して必要な度数に削ります。近視の度数、乱視の有無、高次収差の度数などによって照射時間がかわりますが、約20秒です。近視、乱視、遠視はもちろん、高次収差とよばれるゆがみを除去するカスタムレーシックを行っています。

フラップを元に戻す

レーザーが終了したら元の位置にフラップを戻し、手術を終了します。手術時間は片眼で約10分です。 手術終了から約20分後に診察をして、フラップが密着していることを確かめ帰宅できます。

手術手順 手術手順

手術後の注意点

術後は翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、1年後に定期検診を行います。これは術後の合併症を予防し、起こった場合には正しく治療するためです。

術後の不快感

光に敏感になってまぶしく感じたり、ゴロゴロとした異物感を感じたりすることがあります。また手術後しばらくは、夜間、クルマのヘッドライトの光が散らばって見えたりするハローとグレアが出現することがあります。

ハロー・グレア現象についての詳細はこちら

ドライアイ

手術後、しばらくの間、眼の乾燥を感じることがありますが、通常は3〜6ヶ月程度経過すると涙液量は術前の状態に戻ります。涙液補充のための点眼を行います。

度数の安定

屈折状態が安定するのに、約3ヶ月かかります。

スポーツや仕事は?

事務的なお仕事なら翌日から可能ですが、長距離の運転や汗をかくような労働、スポーツなどは数日間控えていただいた方が無難です。水泳は1ヶ月程度お控えください。

手術までのステップ

(1)

近視検査及びカウンセリング

あなたの眼の近視の状態を検査し、最も適した近視矯正方法を診察・ご相談します。

日程:一般診察日(予約制)

費用:5,000円程度

【ご注意】

・ 健康保険証は必ずご持参ください

・ 瞳孔を開く検査を行います。ご自身での運転は避けてください

・ 所要時間は、約2時間です

(2)

術前検査

手術時の矯正量を決定する検査です。
どの程度の術後視力をめざすか相談します。

日程:手術3日以上前。安定しない場合、2回行います。

費用:手術料に含まれています。

【ご注意】

・ 瞳孔を開く検査を行います。車での来院は避けてください

・ 散瞳剤の影響で3時間位、ぼやけて見えます

・ 術前検査の所要時間は約2時間です

(3)

手術

日程:金曜日13:00~15:00(日程はお問合わせください)

手術時間:片眼10分 (全所要時間 1〜2時間程度)

場所:岡本眼科クリニック 2Fレーザー手術室

【ご注意】

・ 手術当日、ご自身での運転はできません

手術

手術費用

2025年5月より料金を改定
片眼手術150,000円(税込 165,000円)
両眼同時手術210,000円(税込 231,000円)

■手術前検査、手術後1年間の検査・投薬費用を含む

■手術・検査費用は健康保険適用外

【お支払い方法】

銀行振込(伊予銀行)

※術前検査の2日前までにお振込みください

※お振込みの際は、患者様ご本人のお名前でお振込みください

こちらのフォームからもお問い合わせを受け付けております

レーシックに関するQ&A

Q.

カスタムレーシックとは、何なのでしょうか?

A.眼の屈折度を精密に測定すると、眼には普通の乱視以外に高次収差と呼ばれる光学的な歪(ひず)みがあり、視力の値だけでは表せない、微妙な見え方に影響を与えます。高次収差には球面収差やコマ収差とよばれるものがあります。この高次収差はメガネでは矯正できません。カスタムレーシックは、この高次収差を測定し、高次収差を低減させるようにするレーザーで切除する方法です。

球面収差 コマ収差

Q.

カスタムレーシックには、どのような装置を使いますか?

A.当院のEC-5000CXⅢ(ニデック社)は、カスタム照射対応のエキシマレーザー装置で、CATzと呼ばれるトポリンク-カスタムレーシックと、OPD-CATというウェーブフロント-カスタムレーシックの2つに対応しています。 CATzは、角膜形状解析と連動して切除するため、非常に大きな角膜不正乱視のある人や、リトリートメント(レーザー再照射)での高次収差の低減に効果があります。これに対してOPD-CATはウェーブフロント-カスタムレーシックに対応し、眼の全体的な高次収差を検出し、照射により高次収差を補正・低減させます。 また、眼の動きに細かく対応してレーザーを照射する1,000Hzアイトラッキング、眼の回旋を自動的に補正するトーションエラーコレクション(TEC)を装備して、より安全な手術を実施します。

Q.

レーシック手術が受けられないケースはありますか?

A.「角膜が薄い」「近視度数が強すぎる」などの理由で、レーシック手術ができないケースがあります。その場合、当院では有水晶体眼内レンズ(ICL)での治療に対応しております。

Q.

レーシックとICLどちらを選べばいいでしょう?

A.一般に-6D(ディオプター)以下の軽度〜中等度の近視はレーシック、-3D以上の中〜強度近視はICLが適していますが、個々の眼の状態により異なります。手術前に検査を行って決定します。

河内 さゆり

担当医

河内 さゆり

Sayuri Kouchi

大野 美智子

執刀医

岡本 茂樹

Shigeki Okamoto

2.有水晶体眼内レンズ(ICL)

2025年5月より料金を改定
手術費用
片眼:630,000円(税込693,000円)
両眼:700,000円(税込770,000円)

有水晶体眼内レンズ(ICL)とは

水晶体を除去せず、専用の眼内レンズを挿入することにより、水晶体のもつ調節力を維持したまま近視や乱視を矯正できます。強度近視の視力回復は、レーシックより優れているとされています。また、視力に不満があったり、トラブルが起こったりした際には、除去することが可能です。欠点として、白内障などの合併症が報告されていますが、レンズの改良により、トラブルは少なくなっています。当院では2010年10月から導入しています。

有水晶体眼内レンズ(ICL)の適応基準

21歳〜45歳で近視の方、眼の病気(緑内障・糖尿病網膜症・白内障など)がない方です。
近視度数は-3.0D(ディオプター)から-12Dまでです。

有水晶体眼内レンズ(ICL)の手術方法

専用の眼内レンズを水晶体を残したまま眼内に挿入する方法です。

手術の手順 手術の手順

点眼麻酔をし、角膜を約3mm切開します。切開からICLを眼の中に挿入、虹彩と水晶体の中に置いて手術は完了します。手術時間は片眼約10分です。

有水晶体眼内レンズ(ICL)の手術費用

乱視なし630,000円(税込 693,000円)
乱視あり700,000円(税込 770,000円)

■術前検査、手術、術後1年間の検査、薬剤、診察費用を含む

【お支払い方法】

銀行振込(伊予銀行)

※術前検査の2日前までにお振込みください

※お振込みの際は、患者様ご本人のお名前でお振込みください

こちらのフォームからもお問い合わせを受け付けております

大野 美智子

執刀医

岡本 茂樹

Shigeki Okamoto

河内 さゆり

担当医

河内 さゆり

Sayuri Kouchi

有水晶体眼内レンズ(ICL)に関するQ&A

Q.

有水晶体眼内レンズ(ICL)は、眼のどこに置くのでしょうか?

A.ICLは後房と呼ばれる虹彩と水晶体の間に置かれます。外観からICLが見えることはありません。

Q.

術後、もし視力が変わった場合は、どうすれば良いでしょうか?

A.ICLを取り出して交換したり、他の屈折矯正手術を受けたりすることもできます。必要であればICLを入れたままでメガネやコンタクトレンズも使用できます。老眼の方は老眼鏡をかけることもできます。コンタクトレンズのような毎日の手入れは不要ですが、手術後1年間は数ヶ月毎に、その後は1年毎に定期検査を推奨します。

Q.

有水晶体眼内レンズ(ICL)は何でできているのでしょうか?

A.ICLはコラーゲンを含む生体適合性の高い素材(コラマー®)で作られています。この素材は眼の中で異物として認識されにくい優れた素材です。さらに紫外線カット機能も含まれています。

屈折矯正手術をご希望の方

089-941-4838