トリフォーカル多焦点眼内レンズ|Trifocal IOL

愛媛で初めてレーザー白内障手術によるトリフォーカル多焦点眼内レンズ(3焦点眼内レンズ)手術を導入

当院では最新のトリフォーカル多焦点眼内レンズであるPanOptix®︎(アルコン社)とFINEVISION Triumf™(ベルギーPhysIOL社)を導入しています。
レーザー白内障手術によるトリフォーカル多焦点眼内レンズ手術を愛媛県で初めて開始しました。

トリフォーカル多焦点眼内レンズ(3焦点眼内レンズ)とは

これまでの多焦点眼内レンズは、遠方と近方(30cm程度)の両方に焦点が合う2焦点レンズでした。当院で導入したトリフォーカル多焦点眼内レンズ(3焦点眼内レンズ)は、従来の遠方と近方に加え、中間距離にも焦点が合うようになっています。

この眼内レンズは、遠方と近方、遠方と中間距離の2種類の2重焦点レンズを組み合わせた二重構造になっているため、遠方、中間、近方の3点ともに焦点が合う3焦点構造になっています。

メリットは

従来の多焦点眼内レンズは、遠方と近方は焦点が合いやすかったのですが、パソコン画面や、楽譜、料理をする時の手元、カーナビなどの中間距離が、少し見にくいとおっしゃる方がいらっしゃいました。このトリフォーカルレンズでは中間距離も焦点が合いやすく、より快適にお過ごしいただけます。
また、アポダイズド構造により夜間にグレア(光が長く伸びてまぶしく見えること)やハロー(光の周辺に輪がかかって見えること)が大幅に軽減されることもメリットです。

最新のレーザー白内障手術装置による手術

このトリフォーカル多焦点眼内レンズの手術を、当院では最新の白内障手術 フェムトレーザー白内障手術(FLACS:femtosecond Laser assisted cataract surgery)によって行うことができます。多焦点眼内レンズ手術では、レンズの眼内への正確な固定が術後の視力の質を左右するため、レーザー白内障手術が特に有効です。トリフォーカルレンズは、レーザーでの正確な手術のメリットがより強くなります。従来の超音波白内障手術では実現できない、より安全で正確な手術を行うことが可能です。
さらに当院では、術中レンズ度数測定装置ORA(アルコン)、手術ガイダンス装置 CALLISTO(ツァイス)、および最新の白内障手術装置センチュリオンアクティブセントリー ™(アルコン)を使用して、より精度の高い手術を目指しています。

レーザー白内障手術詳細はこちら ▶︎

自費診療について
FINE VISION Triumf™を用いたトリフォーカル多焦点眼内レンズ手術は、日本では厚生労働省未認可のため、完全自費診療となります。手術前の検査、術後の治療や経過観察、手術費用、眼内レンズ費用はすべて自己負担です。手術にはフェムトレーザーを用います。生命保険など先進医療特約の対象ではありません。
当院では、片眼66万円(税込)です。これには、術前検査、手術、レンズ費用、術後3か月の経過観察を含みます。
選定療養について
多焦点眼内レンズを用いた手術は、2020年4月より、「選定療養」となります。
術前検査、手術費用、術後の経過観察が保険適用となり、多焦点眼内レンズ費用部分のみ自己負担となります。手術は、レンズの種類により超音波手術またはフェムトセカンドレーザーによる白内障手術を行います。
(入院手術の場合、入院費には健康保険が適用されます。個室代は別途です。)
  • トリフォーカル多焦点眼内レンズ Alcon LenSx®️ 術中レンズ度数測定装置ORA 白内障手術装置センチュリオン

< 手術費用 >

・レーザー白内障手術による
トリフォーカル多焦点眼内レンズ手術(自費診療)

※FINE VISION Triumf™
(自費診療)
手術費用 レンズ費用:660,000円(税込)片眼
※術前・術後検査、薬剤費用を含みます
(3ヶ月まで)、入院費用は含まれません。

・選定療養による
トリフォーカル多焦点眼内レンズ(遠中近方の3 つに焦点があいます)

・アルコン パンオプティクス 330,000円 (税込)
・アルコン パンオプティクス 乱視用  363,000円(税込)

このほかに健康保険による白内障手術の自己 負担費用がかかります

・選定療養によるトリフォーカル多焦点眼内レンズ手術(選定療養)はこちら

レーザー手術をご希望の方はこちら